2011-08-18
「人間は果物食の動物である」という説の根拠は、果物でデンプンとビタミンを採らなければならないから、と言われています。
私たちの脳は、エネルギー源として大量のブドウ糖を使います。人間の消費するカロリーのうち、脳が使用するのは20%にも上るのです。一日の摂取カロリーを2000キロカロリーと考えると、その20%は400キロカロリー。ブドウ糖にすると100グラムにもなります。
食物からブドウ糖が取れない場合には、タンパク質を分解してブドウ糖を作り出したり、脂肪を分解したケトン体を使うこともできます。とはいえ、それらはあくまで非常燃料。よほどブドウ糖が不足した時にしか使いません。
それほど炭水化物を必要とする人間ですが、困ったことに生のデンプンを消化できなません。加熱しないでも大量の炭水化物を取れる食品。それは糖分を大量に含んでいる果物以外にはありません。また、他の動物のように体内でビタミンCを合成できないので、これも果物を食べて摂取する必要があります。
そんなわけで人間の祖先は、果物と、肉(昆虫や小動物)などを食べていたのではないか(そう言えばサルも同様ですね)という説が熱心に語られているのです。
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